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執筆者の写真JSBN

【開催報告】和歌山県立耐久高等学校×JSBN出張授業「自分をつくる」

2024年2月15日(木)、和歌山県立耐久高等学校(以下、耐久高校)にて、同校では初となるJSBNとの出張キャリア教育プログラムを実施いたしました!


開催に至ったきっかけは、耐久高校にて探究活動推進部を立ち上げられた辻本先生からのご依頼でした。その後、先生の呼びかけで集まった7名の生徒が運営メンバーとなり、イベント開催に向けた企画設計をスタートしました。活動が本格的に始まった12月上旬から約3か月間、週に1度JSBNとのミーティングを実施しながらイベントを作り上げました。


イベント当日は、学校の授業で高校1、2年生全員を対象としたJSBN真坂代表の講演会を実施し、放課後に『自分をつくる』というテーマで任意参加のイベントを開催いたしました。

イベントには、運営生徒7名を含めた約20名の参加生徒と4名の大学生・社会人ゲストにご参加いただき、小規模ながら充実した時間となりました。


このイベントは、「進路が明確でない」「自分の意見に自信が持てない」といった悩みをもつ運営生徒さんたちが、自分の強みや弱み、価値観など、自分自身について理解し、将来の姿を具体的にイメージすることをゴールに設定して企画したものです。

イベントのテーマである『自分をつくる』には、「自分の軸を持つ」「自分を見つける」「自分に自信を持つ」という意味が込められています。あえて「つくる」を平仮名にすることで、「創る/作る/造る」などの、様々な意味が当てはまるようになっており、人それぞれに自分の「つくる」がある、という運営生徒さんたちの思いが感じられるテーマになっています。


イベントは、

①企画説明

②アイスブレイク

③グループワーク1

④グループワーク2

⑤全体での発表

という流れで実施されました。

参加生徒は自分の長所・短所・好きなこと・悩みなどを書いた事前課題のプリントを持参し、グループワーク1「自分について理解し、表現する」では、そのプリントに書いた「1番アドバイスをもらいたいこと」を他の参加生徒やゲストに共有して話し合いました。

同じグループで続けて行われたグループワーク2「自分の軸の見つけ方」では、ゲストさんに自分の軸やそれに関わるエピソードをお話しいただいた後、参加生徒がゲストさんに質問をする形で行われました。


イベントの最初は皆緊張していたようでしたが、アイスブレイクから笑顔が見え始め、全体的に和気藹々とした、活気のあるイベントになりました。

高校生活の中で感じた悩みや、これからの進路の悩みなど、幅広い悩みに関して話し合いを行ったグループワーク1にも、ゲストさんのお話に耳を傾けながら様々な質問をしていたグループワーク2にも、ゲストさんと参加生徒の両方に笑顔が見え、真剣味を帯びながらも温かな対話がなされていました。

当日はあいにくの雨でしたが、イベントが行われていた教室内は大きな傘の下のようで、心がホカホカしてくるように感じました。ちょっとシリアスで、でもホットな、素敵なイベントになったと思います。


最後の発表の時間では、各グループの代表者が話し合ったことを全体に共有したり、参加生徒が自ら手を挙げて自分の考えや感想を発表したりと、短い時間の中で楽しそうにお話されていた姿が印象的でした。


事後アンケートでは、「満足している」「とても満足している」と回答してくださった方が講演会では約70%、イベントではなんと100%に達しました!

「同年代の人が考えていることを知れた」「ゲストの方から高校生とは違う視点の話を聞くことができて有意義な時間になった」など、様々な感想が寄せられました。

ゲストの方々からも、ポジティブなコメントを多くいただくことができ、嬉しく思います。


またイベント終了後、運営生徒さんたちも、「イベントを成功させることができて嬉しかった」「達成感を感じた」など、嬉しそうに話してくれました。今回のイベントは、何もないところからコンテンツを作り上げ、参加者を募り、定期ミーティング以外でも話し合いを続けてこられた運営生徒の皆さんの努力の結晶だと思います。


最後になりましたが、サポートしてくださった先生方、お力添えいただいたゲストの皆様に、この場を借りて改めて心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。



【導入学校様からの声】和歌山県立耐久高等学校の辻本先生よりメッセージをいただきました!

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この度、JSBNの出張キャリア教育プログラムを実施させていただきました。家族や教員以外の大人の考え方を知ることで、考え方が変化し、そこから生徒自身のキャリア意識が芽生えていくのではないかと思い、JSBNに依頼させていただきました。


実行委員は、1、2年生を対象に希望制にして7名の生徒が集まり進めていくことになりました。JSBNの方々と運営委員との打ち合わせの中で、生徒同士が抱える課題として共通するものがありました。それは、「自分の考えをきちんと持てない、自分が想っていることを表現できない」というもので、そこからイベントのテーマ「自分をつくる」というものが生まれました。


イベント自体は、前半は1、2学年全体で講演会を、後半は希望者を対象にしました。後半のイベントは、打ち合わせを通じて、生徒同士のグループディスカッションとゲストのお話を聴くというものを実施しました。グループディスカッションは、生徒が抱える悩みを共有し、それに対してゲストからアドバイスをもらうという形式で行い、ゲストのお話は「ゲスト自身が大切にしている考え方の軸」というテーマを基に、お話いただきました。イベントは、各グループともに生徒とゲストが和気あいあいとした雰囲気で進められました。参加生徒からは「同世代の仲間たちが抱える悩みを聞けて良かった」、「ゲストのお話を聴いて新しい考え方を知った」など前向きな意見がたくさん聞けて大成功だったと思います。


実行委員は、打ち合わせを通じて当日に向けてのイベントの告知、参加生徒の募集、チラシ作り、企画書作成などこれまでやったことのない経験をたくさんさせていただき、大きく成長できたものと思います。これも、JSBNの方々のご協力のおかげであると感謝しております。また今後もこのような取り組みができたらと思っております。

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